夏雲
「ナナセくんに美嘉ちゃんをレイプしてもらおうと思うんだ」
アタシは数日前に凛からそんな計画をもちかけられた。
その日アタシはすぐには返事ができないと答えたけれど、もう気持ちは固まっていた。
アタシは凛の計画に乗るつもりでいた。
ナナセのケータイの番号を凛に教えるのは簡単だ。yoshiに聞けば番号くらいすぐに教えてもらえるだろう。ナナセは中学の卒業アルバムとかで美嘉の住所くらい知ってるはずだった。住所がわかれば、夏休みになってしまっても生活範囲が大体わかる。ナナセに美嘉をレイプさせることくらい簡単にできてしまいそうだった。
「でも……」
凛はアタシとふたりきりになると、
「ただレイプされるだけじゃ、美嘉ちゃんには足りないと思うんだ」
そう言って、数日間かけて考えたに違いない計画をアタシに話した。
「夕方までに戻ればいいんだよね。秋葉原に行こう。買いたいものがあるんだ。電車の中で詳しいこと説明する」
アタシたちが住む横浜から秋葉原は、何度か電車を乗り換えなければいけないけど、そんなに遠いわけじゃなかった。
「レイプくらいじゃ足りない。生まれてきたことを後悔するくらい酷い目にあわせてあげないとあの子は更正しない」
凛はアタシたち以外には誰も乗っていない電車の中でそう言った。
凛は何も教えてはくれなかったけれど、アタシはそんな風に怒りをあらわにする彼女を見るのははじめてで少し戸惑った。
きっと美嘉に何かされたのだろう。
凛はアタシにケータイを差し出した。
そこには「神奈川県立緑南高校一年二組掲示板」とあった。
「お兄ちゃんに頼んで、アタシたちのクラスの学校裏サイトを作ってもらったの」
凛にお兄さんがいることは知っていた。
凛がお兄さんのただの兄妹じゃないことも。
凛は中学のときからお兄さんとセックスしてる。
美嘉たちは知らない、アタシと凛だけの秘密だった。
アタシは数日前に凛からそんな計画をもちかけられた。
その日アタシはすぐには返事ができないと答えたけれど、もう気持ちは固まっていた。
アタシは凛の計画に乗るつもりでいた。
ナナセのケータイの番号を凛に教えるのは簡単だ。yoshiに聞けば番号くらいすぐに教えてもらえるだろう。ナナセは中学の卒業アルバムとかで美嘉の住所くらい知ってるはずだった。住所がわかれば、夏休みになってしまっても生活範囲が大体わかる。ナナセに美嘉をレイプさせることくらい簡単にできてしまいそうだった。
「でも……」
凛はアタシとふたりきりになると、
「ただレイプされるだけじゃ、美嘉ちゃんには足りないと思うんだ」
そう言って、数日間かけて考えたに違いない計画をアタシに話した。
「夕方までに戻ればいいんだよね。秋葉原に行こう。買いたいものがあるんだ。電車の中で詳しいこと説明する」
アタシたちが住む横浜から秋葉原は、何度か電車を乗り換えなければいけないけど、そんなに遠いわけじゃなかった。
「レイプくらいじゃ足りない。生まれてきたことを後悔するくらい酷い目にあわせてあげないとあの子は更正しない」
凛はアタシたち以外には誰も乗っていない電車の中でそう言った。
凛は何も教えてはくれなかったけれど、アタシはそんな風に怒りをあらわにする彼女を見るのははじめてで少し戸惑った。
きっと美嘉に何かされたのだろう。
凛はアタシにケータイを差し出した。
そこには「神奈川県立緑南高校一年二組掲示板」とあった。
「お兄ちゃんに頼んで、アタシたちのクラスの学校裏サイトを作ってもらったの」
凛にお兄さんがいることは知っていた。
凛がお兄さんのただの兄妹じゃないことも。
凛は中学のときからお兄さんとセックスしてる。
美嘉たちは知らない、アタシと凛だけの秘密だった。