もう恋なんてしない
「あの…私…何も知らなくて・・・。
ごめんなさい!!
今からでも間に合うなら、そちらに行って下さい。
美味しいお食事をいただいたし、私はもう十分ですから」

私はひたすら頭を下げた。


「瑠璃ちゃん、ごめん!
瑠璃ちゃんは気にしなくていいんだ。
僕が勝手に・・・僕の考えで、した事だから。
リカも彼女に謝れ!彼女は悪くない」


「なんでよ!あたしは悪くないわよ。
勝手に予定を変えたミカが悪いの!
ミカが謝ればいい話よ」

「二人とも相変わらずなんだから・・・」

困惑したようなお母さんの声。



どうしたらいいのかな?
このままだとダメだよね?
そう思ったから・・・

「私・・・帰ります!」

思わず席を立っちゃったけど、流星さんに腕を掴まれてしまった。

「瑠璃ちゃんは帰らないで!
僕と…一緒にいて?」


どうすればいいの・・・?

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