もう恋なんてしない
違うよ。
瑠璃ちゃん…それは違う。

「そもそも瑠璃ちゃんを帰らせる羽目にしたのは僕。僕のせいなんだ。
謝るのは僕の方だよ。
ごめんね? 瑠璃ちゃん、本当にごめん。

だけど…
無事で良かった。

瑠璃ちゃんに何かあったら・・・
とてもじゃないけど、僕は冷静でなんていられない。
一生自分を呪っても、やりきれない想いだったよ。

本当にごめんね。
君に怖い想いをさせて」

僕はまた瑠璃ちゃんをギュッと抱きしめた。

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