もう恋なんてしない
「じゃ、流星、おじさんとおばさんによろしくな!
ホントは顔を見て挨拶したいけど、ここで会ったら帰れなくなりそうだからさ」

「史也の言う通りだよ。その方が絶対にイイ。
また時間が出来たら、ゆっくり顔を見せに来てやって。
あの二人は史也を実の息子以上に溺愛してるから。

じゃ、瑠璃ちゃんありがとう。
二人とも気を付けて帰ってね」

「はい!では失礼します。おやすみなさい」
「流星、またな!」

私たちの姿が見えなくなるまで、流星さんは見送ってくれた。
< 15 / 369 >

この作品をシェア

pagetop