もう恋なんてしない
食後にメロンをいただきながら、ついに家元が口を開いた。

「実は…緋笙流の今後について、若い意見も聞いてみたくてね。
君以上の適任者はいないから、来て貰ったんだよ」

うわぁ~。
緋笙流の今後って何!?

「それより、この作品は…瑠璃くん、君のもので間違いないかい?」

家元の手にある写真。

そこには・・・
スターダスト・カフェのイベントで、私の生けた花が・・・。


ど、どうしよう。

もしかして…家元、怒ってる?


どこにも逃げられないよ――っ(>_<;)

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