もう恋なんてしない
あれから瑠璃ちゃんには連絡をしていない。

その矢先に冴島優香・・・。
もう、溜息しか出ない。

きっと、瑠璃ちゃんは緋笙流で手一杯のはず。
これ以上、彼女の手を煩わせたくない。

だけど、彼女が僕と冴島優香の仲を疑ってたら・・・?
僕の事を信用していなかったら・・・?

そんなの絶対に嫌だ。

やっぱりここはキッチリと意思表示をすべきだと思う。
マスコミに踊らされるなんて、まっぴらだ。

あれこれ悩む僕のところに一通のメール。
差出人は・・・史也。

“おい、この騒ぎは一体何だ?
お前、分かってんだろうなあ?”

マズイ。
アクションを起こす前に釘を刺された・・・。


僕には弁解の余地もないのか!?

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