もう恋なんてしない
何か言いたげな流星さん。

その時、遠くから大きな音がして。
花火の始まりを知らせていた。

窓側に視線をずらすと・・・
遠くに見える花火。

綺麗だった。

ただ、じっと花火を見つめる私に

「バルコニーに行こうか?」

流星さんが呟いた。

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