もう恋なんてしない

大きな目を、更に大きくして・・・
黙ったままの流星さん。

そんなに驚く事？

速攻で否定されるのも辛いけど…
固まったままでいられるのも結構辛い。

「ごめんなさい。ご迷惑でしたよね？
でも…言っておきたかったんです。
私なりの、けじめです。気持ちの整理をしたくて。
驚かせてごめんなさい。
聴かなかった事にして下さい」


・・・・・・。

続く沈黙に耐えられなくなった頃、流星さんが口を開いた。


「ム・・・リ。

聴かなかった事にする…なんて。


絶　対　ム　リ　！



だって…だって…



僕も瑠璃ちゃんが好きだから！！」