もう恋なんてしない
少し息の上がった様子の彼女。

キスに…慣れてない??


ほんのり桜色に染まる頬。
うっすら開いた目が潤んでいて、更に僕を煽る。



いつの間にか花火は終わっていた。



「部屋に戻ろうか?」

とろんとした目で頷く彼女。



ダメだって。

そんな目で見られたら…抑えが利かなくなるだろ。

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