もう恋なんてしない

二人だけの夜

[瑠璃side]

いつの間にか花火が終わっていて・・・

流星さんに導かれるまま、リビングに戻った。


キスの余韻!?
頭の中が、ぼんやりしてる。


流星さんの綺麗な顔が覗き込んで来たかと思うと・・・

「瑠璃ちゃん・・・」

耳元で囁かれて、ドキドキしてしまう。

きっと今の私…真っ赤だよね?


返事をしない私の顔を、もう一度覗き込んで

「君が・・・欲しい」


これって反則でしょう!?

こんな素敵な男性に言われたら、心臓バクバクです。

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