もう恋なんてしない
深いキス。
大人のキス。

もちろん、こんなのも初めてで…。


どこで息継ぎするの?


ああ、こんな事なら・・・
学生時代にクラスメートが騒いでた、えっちな話をしっかり聴いておくんだった。

そういう話題になると恥ずかしくて、目のやり場に困って…いつもトイレに逃げていたんだっけ。


こんな事を考えてる間も、流星さんの舌が私の口腔を乱すから。
息も絶え絶えで…ますます頭の中がボンヤリ。


もうダメ。
息が出来ない。
死んじゃう・・・。


そう思った時、流星さんの顔が首筋に逸れた。

はぁ~、やっと息が出来る~。
そう思って、深く息を吸い込んだら・・・

首筋から耳元を一気に舐め上げられて、息が止まりそう。


「瑠璃ちゃん・・・愛してる」


ヒャ~~ッ!

耳元で、そんな言葉!!



私、きっと、今夜、死んじゃうと思う。

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