もう恋なんてしない
気を取り直して行動再開。

もう一度、瑠璃ちゃんの首筋に顔を埋める。
そうしながらも、浴衣の裾から手を入れる。
足に触れた瞬間、瑠璃ちゃんがピクンと震えた。

怖がってる?

それなら、もっと優しくしないと…。


滑らかな足に指を這わすと、更にギュッと目を閉じる瑠璃ちゃん。

なんだか反応が初々しくて。
慣れてるはずの僕まで戸惑ってしまう。

大丈夫。
許嫁なんて忘れさせてみせるから!

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