もう恋なんてしない
一瞬の沈黙の後、再び史也が口を開いた。


「ヤッたら・・・ポイ、なのか?」


!!!


「バ、バカヤロー。
人聞きの悪い事を言うな!

僕には瑠璃ちゃんしかいないんだ。

彼女にちゃんと説明するよ?
僕の未来は彼女としか考えられないから!

彼女を説得する。
僕を信じて貰えるように、何度でも。

僕には彼女しかいないんだ!


なぁ、史也。
こんな気持ち…初めてなんだ。
自分でも、どうしていいのか分からない。
それぐらい、彼女に惹かれてる。


ちゃんと彼女に説明して、僕を理解してもらう。
その為の努力なら惜しまない。
瑠璃ちゃんしかいないんだ。
僕の運命の女性なんだよ」


・・・・・・。


「その言葉に二言は無いんだろうな?

俺はあいつが悲しむのだけは我慢出来ねーからな!」


「彼女が僕を拒むなら…その時は諦める。
でも、僕の気持ちはきちんと伝えたい」

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