もう恋なんてしない
図々しいなんて・・・
全然思わない。
困っていたら助けを請いたいだろうし、請われたら力になりたい。


「私でも出来そうですか?」

会場に飾るメインのお花。
テーブルの細々としたお花については、ホテル側が手配するらしい。

「花材については…既に手配してある物を使って欲しいんだ。
瑠璃ちゃんの創作意欲を湧かせられるかが不安なんだけど…。
今更キャンセルは痛いし、何より花が可哀相だから」

「それは分かります。
せっかく手配されたお花ですもの、大切に生けてあげたいです。
もし出来れば、花材のリストが見たいんですが…」

「それなら画像付きのファイルをすぐに送るよ?
瑠璃ちゃんはパソコンって使える?」

「最低限なら…(苦笑)
じゃあ、アドレスをお知らせしますね」
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