もう恋なんてしない
お盆の渋滞に巻き込まれながらも、無事 流星さんの家に辿り着いた。

夕べ、初めて ここへ来て。
一緒に花火を見て、そのまま流星さんに・・・(//-//)
だけど優香ちゃんの存在を知って、こっそり逃げ出して。

そんな私を、おばあちゃん家まで追いかけてくれた流星さん。
再びここへ来るなんて、不思議な感じがしてならない。

「もう絶対に瑠璃ちゃんを不安にはさせない。
気になる事があったら、何でも言って?
納得するまで訊いて?
不安要素は二人で消していこう。

何度も言うけど・・・
僕は瑠璃ちゃん以外考えられないんだ。
イヤだって言っても放さない」

真剣な顔で、過激な事を言う流星さん・・・。

また私の知らない彼が見えてきた気がする。

「もっと、お互いの事を知ろう?
僕にも瑠璃ちゃんの事を教えて…」


好きな人に、そんな風に言われるなんて。

なんて幸せなんだろう。

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