もう恋なんてしない
「あの男の何もかもが気に入らないのさ、俺は。
ずっと引っ掛かってたんだ」
忌々しげに言い切ると、更に続けた。
「あれほど恋愛から遠ざかってた流星に、気になる女が出来たみたいで。
今まで付き合っても、自分から積極的に行動した事のない流星が、だぞ?
多分、初めて好きになったんだろ?
見てるこっちが恥ずかしいぐらい必死になってた。
その相手が・・・よりによってあの男の妹?
正直 有り得ないって思ったよ。
そんな時だった。
出張先で、バッタリ冴島優香と会ったんだ。
優香は俺の幼なじみで…ちっちゃい頃はよく遊んでやった。
アイドルになるって上京して、それからは音信不通だったけど。
一緒にお茶して、俺の名刺を渡したら
『私、スターダスト・カフェって大好き!よくお店に行くんだよ』って。
会社を始めた頃の話や流星の話をしたら食いついて来て。
写真を見せたら、一発で流星を気に入ったんだ。
優香は人気が下降気味で、話題作りに必死になってた。
俺は会社をもっと大きくしたかった。
互いの利害が一致した。だから、あんな流れになったんだ」
それで、恋愛報道?
「流星さんが困ってるのを承知で?」
「まさか、あれ程マスコミが食いつくとは思わなかった。
だって、流星は一般人だろ?
だけど・・・やっぱりアイツは特別なんだ。
周りが放っとかない。
生まれついての何かを持ってる。
俺も・・・魅了された その中の一人なんだろうけどな」
ずっと引っ掛かってたんだ」
忌々しげに言い切ると、更に続けた。
「あれほど恋愛から遠ざかってた流星に、気になる女が出来たみたいで。
今まで付き合っても、自分から積極的に行動した事のない流星が、だぞ?
多分、初めて好きになったんだろ?
見てるこっちが恥ずかしいぐらい必死になってた。
その相手が・・・よりによってあの男の妹?
正直 有り得ないって思ったよ。
そんな時だった。
出張先で、バッタリ冴島優香と会ったんだ。
優香は俺の幼なじみで…ちっちゃい頃はよく遊んでやった。
アイドルになるって上京して、それからは音信不通だったけど。
一緒にお茶して、俺の名刺を渡したら
『私、スターダスト・カフェって大好き!よくお店に行くんだよ』って。
会社を始めた頃の話や流星の話をしたら食いついて来て。
写真を見せたら、一発で流星を気に入ったんだ。
優香は人気が下降気味で、話題作りに必死になってた。
俺は会社をもっと大きくしたかった。
互いの利害が一致した。だから、あんな流れになったんだ」
それで、恋愛報道?
「流星さんが困ってるのを承知で?」
「まさか、あれ程マスコミが食いつくとは思わなかった。
だって、流星は一般人だろ?
だけど・・・やっぱりアイツは特別なんだ。
周りが放っとかない。
生まれついての何かを持ってる。
俺も・・・魅了された その中の一人なんだろうけどな」