もう恋なんてしない
「お茶って日本茶?それともコーヒー?」

律儀に訊いて来る未来のお嫁さん。

「コーヒー。それも飛びっきりの美味いヤツ。
この前、兄ちゃんが淹れ方、教えてやったろ?」

そうなんだ。
確かに史也の淹れるコーヒーは格別だ。
豆から挽いて、そりゃもう美味い。

「私に出来るかな~?」

ちょっと不安そうな瑠璃ちゃん。
そんな瑠璃ちゃんも可愛い。
もちろん、どんな瑠璃ちゃんもなんだけどねっ!(≧▽≦)

「おい、流星。
頭の中、どピンクだろ。
新人の前で、そんなツラ下げてんじゃねぇ!」

もはや、どっちが偉いのかすら分からない・・・。

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