もう恋なんてしない
「ぜひ!ご一緒させて下さい。
私はいつでも構いませんから流星さんのご都合の良い日に決めて下さい!」

そう答えるのに必死だった。

だって、流星さんはステキな人だし。

私は基本ヒマだし。
予定も殆ど無いし・・・。

「ありがとう♪ じゃ、また連絡するね!」

爽やかにそう言って、電話は切れた。


携帯電話を握ったまま、呆然とする私。
恋愛スキルのない私は…あれで一杯一杯だったんだ。

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