もう恋なんてしない
いざ出かけようとしたら

「わしは用事を思い出したから、早苗、お前だけご一緒させて貰え。
楽しんで来るんだぞ?

流星くん、早苗は可愛い一人娘だから頼んだよ?」

クソッ!

結局 予約そのままに、史也に教えられた店に行った。


店の雰囲気は◎
料理も◎

だけど、目の前にいるのが瑠璃ちゃんじゃない・・・。


所詮、食事なんて
気の合う人間と一緒じゃなきゃ、美味しいものも美味しくならない。

そんな事をしみじみ思った。

< 80 / 369 >

この作品をシェア

pagetop