もう恋なんてしない
「着いたよ」
わざわざ運転席から降りて、助手席のドアを開けてくれる流星さん。
差し延べられた手に困ってしまう・・・!
こういう事に慣れてないんですっ!!
きっと全身真っ赤だと思う。
重厚なドアの先には・・・落ち着いた色の灯り。
「いらっしゃいませ」
澄んだ枡花色の瞳が私を捉える。
「ただいま、母さん」
「おかえり、流星。
そして、こちらのお嬢さんは…初めまして、よね?」
流星さんのお母さん!?
*******
枡花色(ますはないろ)…灰色がかった薄い青色
わざわざ運転席から降りて、助手席のドアを開けてくれる流星さん。
差し延べられた手に困ってしまう・・・!
こういう事に慣れてないんですっ!!
きっと全身真っ赤だと思う。
重厚なドアの先には・・・落ち着いた色の灯り。
「いらっしゃいませ」
澄んだ枡花色の瞳が私を捉える。
「ただいま、母さん」
「おかえり、流星。
そして、こちらのお嬢さんは…初めまして、よね?」
流星さんのお母さん!?
*******
枡花色(ますはないろ)…灰色がかった薄い青色