―・KOYUME・―
ママの異変
私は仕事を終え、ママの様子を見に行った。
一人暮らしをしているママの家は家中電球が切れ、テレビを見ている和室だけが薄暗く電気がついていた…
ママはうれしそうに夕ご飯を作ってくれた。
「さあ、めしあがれ」
「いただきます」
「美味しい?」
「うん、美味しいよ」
久しぶりに母と子で食べる夕食にママはとてもうれしそうだった
「ご馳走さま、もう帰るね」
「はい、気をつけて」
私は次の日家中の電球を買いに走った。とても登れそうにない2階階段の上にある電灯も「私がやらなければ!!」と必死に登り家中の電気がつき、明るくなった。