ロ包 ロ孝 2
「ティーさん。一体どうしたんですかっ! ああ喋れないんだったな。紙とペンを、それと何か温かい飲み物を持ってこい、コーヒーは駄目だぞ」
ぼろキレにくるまったティーを脇で支えながら林が叫ぶ。モニターに写し出された人物がティーであると確認した彼は、その異常な小ささに驚愕し、取るものも取り敢えず事務所内に迎え入れていた。
「なんだこりゃぁ? まんま子供の身体じゃないですかぁ。PDAでいいですかぁ?」
山路が毛布を掛けながらそれをティーに渡すと、彼は早速タッチペンを走らせた。
「なになに、突然で申し訳ないが敵の奇襲にやられてしまって、身体の再生中なんだって? マスターが言ってた事は本当だったんですか!」