ロ包 ロ孝 2
「班長! 見て下さい」
「喧しいぞ、お前達」
「すいません、しかし磁力線の到達した証拠を発見したんです」
青ツナギの男は不自然に繋がった2つの石ころを見せた。
「この通り、磁石になってしまっています」
「これは周辺の残存磁気分布状況です」
調査班のメンバー達は次々とデータを引っ張り出した。
「なるほど、では引き続いて磁力線の飛来地点を割り出してくれ」
「了解しました」
再び散って行った青ツナギの男達を見送ると、白衣を着た男は参謀の八嶋に向き直った。
「お聞きの通りです」
「ううむ。月面で磁場を発生させたか、若しくは衛星から狙ったかの2つに1つだ。
いよいよ反乱軍もそれ程の体力を手中にしたという事か」
八嶋もまた、これが『対岸の火事』では無い事に漸く気付いたのだった。
「喧しいぞ、お前達」
「すいません、しかし磁力線の到達した証拠を発見したんです」
青ツナギの男は不自然に繋がった2つの石ころを見せた。
「この通り、磁石になってしまっています」
「これは周辺の残存磁気分布状況です」
調査班のメンバー達は次々とデータを引っ張り出した。
「なるほど、では引き続いて磁力線の飛来地点を割り出してくれ」
「了解しました」
再び散って行った青ツナギの男達を見送ると、白衣を着た男は参謀の八嶋に向き直った。
「お聞きの通りです」
「ううむ。月面で磁場を発生させたか、若しくは衛星から狙ったかの2つに1つだ。
いよいよ反乱軍もそれ程の体力を手中にしたという事か」
八嶋もまた、これが『対岸の火事』では無い事に漸く気付いたのだった。