こちらミクモ探偵事務所2

「弟瑠夢?」

斗南が少し驚いたような顔をする。
しかし、目では「何で今聞くのか?」と訴えていた。

「いや、僕新人ですから。
よく会話に出てくるんスけど、どんな人か分からなくて」

「なるほどね」

斗南はナツミをチラッと見た。

「アタシも聞きたい!同僚から見た弟瑠夢さんってちょっと気になるし」

ナツミさんグッジョブ!
心の中で舞い上がっている霞をよそに、斗南は話し出した。

< 103 / 320 >

この作品をシェア

pagetop