こちらミクモ探偵事務所2

「やっぱりナツミさんも言ってるけど、アイツはいい奴だよ。
よく物事に気付くし、気がきく。あること以外は」

「あること?」

ナツミが不思議そうに首を傾げる。
彼女の言葉に斗南は頷いた。

「アイツ、自分の体の事に関しては弱いんだよ。全く気付かない。
気付いたときには喘息が酷くなってるって事も多いんだよなぁ」

「喘息持ちなんスか?」

今度は霞が聞く。

< 104 / 320 >

この作品をシェア

pagetop