こちらミクモ探偵事務所2

「それって……!」

「そう。自分の性格を偽って、そのキャラを演じてるんだ」

定侍は悲しそうに微笑んだ。
もしかしたら目の前にいる彼も、現在進行形でキャラを演じているのかもしれない。

「もちろん、裏話だから誰にも言わないでね?」

「うん!でもさ、何でそこまでしてホスト続けてるの?」

「それは……山田さんに負い目があるから」

「えっ!?」

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