こちらミクモ探偵事務所2

「もしかして……昨日の夜も?」

「そんな!毎日じゃないよ。
昨日はすぐに家に帰ったかな」

つまりアリバイはない。

羽兎が含み笑いをすると、定侍が不思議そうに彼女を見つめた。

「どうしたの?ワトちゃん」

「何でもないよ」

やるべき事は終わった。
後は紘哉達を待つだけだ。

「もしかして眠いとか?」

定侍が羽兎の顔を覗き込む。

< 144 / 320 >

この作品をシェア

pagetop