こちらミクモ探偵事務所2

「いいよ。じゃあさ、その代わり何かちょうだい?」

「えっ!?」

一瞬羽兎の目が大きくなる。
彼は構わず話を続けた。

「僕は君の質問に答えたんだ。だから次は君が応える番だよね?」

「そうだけど……お金とかお菓子とか何にも持ってないよ?」

「誰がお金やお菓子って言った?」

「……誰も言ってないね。私に出来ることだったら何でもするよ!」

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