こちらミクモ探偵事務所2

「まぁ、アタシに答えられる事だったら答えるけど?」

「そうか。助かる」

「で、何の話?もしかして、好きな人がいるとか?」

「んなワケねぇだろ」

紘哉はため息をつき、カウンターに寄りかかる。
紗季は少し驚いたように、カウンターから乗り出していた体を引っ込めた。

周りに人はいなかったが、無意識に声のトーンを落とす。

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