こちらミクモ探偵事務所2

「そう言うことだよ。ここ最近、すごい活躍してるんだよね」

「えっ!?それ本当!?」

「そんな活躍はしてないですけど……」

突然紗季に勢いよく聞かれ、思わず敬語で答えてしまった。

彼女はガタンと椅子を鳴らし、身を乗り出している。

「でさ、給料はどのくらい?」

「……分かんない。まちまちだな」

「なんだ」

紗季はガタンと椅子を鳴らし、座り直す。
心なしか、若干肩が落ちてるようにも見えた。

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