こちらミクモ探偵事務所2

眞宇人は頬を赤く染め、そっぽを向いた。

「べ、別にカワイイなんて思ってないんだからな……」

「分かりやすっ」

羽兎は、彼に気付かれないように顔をしかめる。
しかし、どこか落ち着き無さそうにソワソワしていた。

どうやら遊びたいらしい。

「……行ってこいよ」

紘哉は前を見据えたまま、ボソッと呟く。
羽兎がバッと振り向いた。

「いいの……?」

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