こちらミクモ探偵事務所2

「……酒は飲むな。一時間したら控室に戻ってこい」

「やったー!!ありがとう!」

羽兎は嬉しそうに手を挙げると、眞宇人の側に寄り添った。

「眞宇人さん、一緒に行きましょう!」

「オレは別にいいけど、紘哉は?」

「俺は遠慮しておきます。調子悪いので」

紘哉は片手を挙げる。
羽兎は残念そうに眉を下げた。

しかし、口元はニヤニヤしている。

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