こちらミクモ探偵事務所2

「定侍に会ったのか?」

「見掛けました!」

「そっか」

眞宇人は納得したように頷くと、話し始めた。

「アイツ、どうやら薬剤師になりたいらしくてさ。いつでも薬を常備してんだよ」

「そうなんですか……」

「何か必死なんだよね。休憩時間を使っては勉強してるし。小さい頃の願望だってよ」

「と言うことは……最低の知識は持ってるって事ですか?」

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