こちらミクモ探偵事務所2

紙を見た紘哉は小さくため息をついた。

羽兎の事に関しては、自業自得と言うものだ。
恐らく、その場のノリについていけなかったのだろう。

紘哉もまた霞と同じで、事後処理や人間関係を彼に押し付けようとしていた。

「……これも自業自得なのか」

「ん?どうした?」

「いえ、何でもありません」

紘哉は首を横に振る。
そんな彼を斗南は不思議そうに見つめた。

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