こちらミクモ探偵事務所2

「うわっ!何だこれ!?」

部屋に入ってきた途端、眞宇人が声を上げた。

一般人には見慣れないような白いロープや、数字の書いてある黒い板が置いてあるのだから、声を上げるのも無理はない。

一人だけ状況を把握している千津火は目を伏せた。

「おい、どういう事だよ?」

美月が不満そうに山田に聞く。

「そう言うことじゃよ……霞くん、よろしく」

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