こちらミクモ探偵事務所2

定侍は羽兎の後ろにいる長斗の方へ歩き出した。

途中、羽兎の頭を軽く撫でて。

長斗は一つ頷くと、彼の手首に銀色の手錠を掛けた。

そして、ドアに向かって歩き出す。

「茶漬センパイ」

霞が呼び止めた。
長斗は不思議そうな顔で振り返る。

「事件解決したんで、お菓子5000円分よろしくッス」

「今回高くないか?」

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