こちらミクモ探偵事務所2

「多分、中二の夏から時が止まってるんだろ」

「どういう事?」

「そう言うことだ。ちょっと頭怪我してるみたいだから」

「ふ~ん?」

「……取り敢えず、温かい目で見守ってやれ」

羽兎は不思議そうな顔をしながら山田を見る。

周りから集まるイタイ視線。
無論、彼は気付くはずがない。

「取り敢えず、松川サンは慕われてたって事ッスよね?」

「弟瑠夢だ!」

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