こちらミクモ探偵事務所2

「だったらお前も足洗え。こんなところにいてもいい事はねぇよ」

そう言って美月は立ち上がった。
タイミングよく仲間から声が掛かる。

「美月さん、3番テーブルでお客様がお待ちです」

「おうよ」

彼は紘哉に手を挙げて店内に入っていく。

「待ってください」

紘哉が美月を呼び止めた。
少し迷惑そうに彼は振り返った。

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