乱反射するプリズム
なんか、急に寂しくなったの。耳元で小さく呟かれた。顔が熱くなっていく。言うこと可愛くない? 奴はそう言ってまたにやにや笑った

「変な、奴」

「変な奴で結構」

二人抱き合ったまま、軽いキスを交わして、視線を絡ませて、へらへら笑った。そしてまたキスをする

「大好きだよ、ずっと離さないから」

「な、なんでそんな恥ずかしい事が言えんの?」

「だって、本当に大好きなんだし」

ま、またそうやってそんな事を…! 顔が熱い。奴はケラケラ笑う。かわいいね、なんて言いながら


砂糖水のように甘く


--END--


→あとがき
< 7 / 11 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop