空を翔びたい




くすっと笑ってから、
流れる涙を拭いて、
星夜に手を伸ばす。



「さぁ、じいじのとこにおいで」


「うん!!」



星夜は可愛らしい笑顔で駆け寄ると、あぐらをかいていた足の上にちょこんと座り、俺の顔を見上げた。





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