空を翔びたい




星夜は頭にハテナを浮かべながら、言葉の意味を考えていた。


そんな星夜の小さな頭に手を乗せて微笑む。




「でも、やっぱり。もう会えないのは寂しいな」



そして、涙が落ちぬように、庭先から空を見上げた。





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