空を翔びたい





「あんた、名前は?」


「え?」


「だから、名前」


「あぁ、えっと…田中潤、だけど」


「田中潤?普通ね、普通」


「いや、僕にそんなこと言われても…」



潤くんは頭をボリボリ掻きながら、困ったように笑う。
あー、そうだ。いいこと思いついた。






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