*ユルユル恋愛*


「お、おかあさん」


お母さんを呼ぶと、ハッと起きてこちらを見る。


「あぁ奈緒!やっと目を覚ましてのね!よかった…どれほど…心配したか。」


そう言いながら涙を流すお母さん。


つられて泣きそうになった。


「心配かけて、ごめんね。」

「ううん!いいのよ!ちゃんと目を覚ましてくれたんだもの。お医者さんを呼んでくるわ!」



バタバタと走って行くお母さんを見送りながら、今は何日であの日からどれぐらい経ったのか気になった。


< 197 / 208 >

この作品をシェア

pagetop