*ユルユル恋愛*
「お、おかあさん」
お母さんを呼ぶと、ハッと起きてこちらを見る。
「あぁ奈緒!やっと目を覚ましてのね!よかった…どれほど…心配したか。」
そう言いながら涙を流すお母さん。
つられて泣きそうになった。
「心配かけて、ごめんね。」
「ううん!いいのよ!ちゃんと目を覚ましてくれたんだもの。お医者さんを呼んでくるわ!」
バタバタと走って行くお母さんを見送りながら、今は何日であの日からどれぐらい経ったのか気になった。