*ユルユル恋愛*



おいしそうなクッキーの匂いがあたしを包んだ。



天板を出そうとしたら、横から手を掴まれた。



顔を上げると、浅野くんがあたしの手を掴んでいた。



ドキドキして一瞬、息をするのを忘れた。



「俺がやるよ。火傷するかもしれないから。」



< 97 / 208 >

この作品をシェア

pagetop