150年後のラブレター



うきうきと瞳を輝かせる七海はまだ若いなと睦月は年の差を感じた。



「どうも思ってません!」



この話はこれまでだと言わんばかりに、強制的に終了へと追い込むが、またもやそれを阻止する人物が割り込んできた。



「はいはい、強がりは良いから。この際だからここで全部暴露しなさい」



さっきまで隅の方で荷物の整理をしていたはずの川瀬莉奈がいつの間にか二人の前に座っていた。



ご丁寧にお茶までついで。



「あ、ありがとうございますっ」



七海がそれを遠慮なく口に運ぶと、莉奈が嬉しそうに笑った。



「で?結局どうなの?」



お茶からの湯気に息を吹きかけ、冷ましながら莉奈が興味深々で一歩近づいた。



「だから、どうも思ってないって」



「それはそれで沖田くんが可愛そうです」



「ホントだよ。あんだけ好意寄せてくれてんのに」




「いや、あの・・・えっと何で私攻められてるのかな?」




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