150年後のラブレター
「付き合ってたかどうか分かんないんですか?」
「あ・・・まぁ・・・曖昧だったね・・・」
「何で?」
「何でだろう・・・遠距離だったからかな?」
「どこの人!?」
「私北海道で、相手は京都」
「え、じゃあ今回会えるんじゃないんですか!?」
「もう居ないよ」
二人からの質問攻めに、しぶしぶも何とか答える睦月。
懐かしい沖田との記憶が次々に蘇ってきた。
「連絡は取ってたんですか?」
「まぁ文通かな?」
「メールとか電話は?」
「相手が、ケータイ持たない人だったから」