Tea Party!

今日という日は、俺の人生にとって転換期になるはずの大事な大事な、日。
何があっても外せないし外すわけにはいかないというのに、俺は早速大失態を冒してしまっていたようだ。

「これじゃあ連絡も出来ん!ここの場所もGPSで調べられへん!
やらかした…っ」

凹みながらも、ずっと停留しているわけにもいくまい。
そう思い、もう一度ギターを背負い当てもなく歩き始める。
もしかしたら、ちょっと先に庭師か園長さんでも、いるかもしれないといった宛にもならない勘を頼りにして。

「誰かに会えたら、携帯貸して貰おう。
話はそれからや…」


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