バイバイまたね
それから、二人は、他愛もないおしゃべりをした。

授業中にお喋りをして、怒られたこともあったね。

先生に変なニックネームをつけてみたり、あなたはとても楽しい人だった。

それから、どんどん仲良くなって、アドレスや番号を交換して、休日は遊んだりした。

知らないうちに、好きがどんどん大きくなって、友達じゃ満足できなくなった。

でも、この関係が壊れるのも嫌で、卑怯で弱い私は、気持ちを圧し殺していた。

やがて私たちは、高校生になった。
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