バイバイまたね
実は、夢に入ることができると教えられていた。

けれどしなかったのは、私の我が儘。

宏介が私の死を受け入れるってことは、終わりの時が近づくってこと。

もっと傍にいたかったから、私は夢には、入らなかった。

でももう、誰も私のせいで苦しんじゃいけない。

誰も苦しまなくていい。

ねぇ、宏介。

運命ってあるよね?

私たち、運命で結ばれてるよね?

またいつか、巡り会えるよね。

私は、信じてるよ。
< 35 / 40 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop