バイバイまたね
said yui
最後の時が訪れる。
あの人に会える最後の時。
宏介。
信じてね。
またいつか、出会える時を。
あの事故現場。
私さえも、目を背けていたあの場所に、彼はたっていた。
あの人が最後だよと、叶えてくれた願い。
大切な人に、私の姿を見せてほしい。
もう、大丈夫ってわかってるから。
「宏介。」
「優衣?」
「ありがとう。来てくれて。」
「ずっと、傍にいてくれたんだな。そんな気がする。」
「うん、いた。」
「荒れて、逃げて、殻にこもって、やっと答えを出したんだ。俺ちゃんと生きてく。」
「もう心配ないね。」
「あぁ。奇跡とか、運命とか馬鹿げてるって思ってた。けど、今は信じたい。」
私は、次の言葉を待つ。
「俺たち、いつかきっと、会えるよな。」
舞子にあったときも同じこと言われたっけ。
だから、私も同じ答えを返す。
「絶対、絶対巡り会える。100年かかっても、200年かかっても、必ず、巡り会える。」
「そうだよな。」
「宏介。あなたが大好きでした。また会えることを願ってる。バイバイまたね。」
消えていく。
あの夢の時と同じように、本当はまだいるけれど、彼にはきっともう見えてない。
「またな。」
そう言って、歩き出す宏介。
私も、歩き出した。
最後の時が訪れる。
あの人に会える最後の時。
宏介。
信じてね。
またいつか、出会える時を。
あの事故現場。
私さえも、目を背けていたあの場所に、彼はたっていた。
あの人が最後だよと、叶えてくれた願い。
大切な人に、私の姿を見せてほしい。
もう、大丈夫ってわかってるから。
「宏介。」
「優衣?」
「ありがとう。来てくれて。」
「ずっと、傍にいてくれたんだな。そんな気がする。」
「うん、いた。」
「荒れて、逃げて、殻にこもって、やっと答えを出したんだ。俺ちゃんと生きてく。」
「もう心配ないね。」
「あぁ。奇跡とか、運命とか馬鹿げてるって思ってた。けど、今は信じたい。」
私は、次の言葉を待つ。
「俺たち、いつかきっと、会えるよな。」
舞子にあったときも同じこと言われたっけ。
だから、私も同じ答えを返す。
「絶対、絶対巡り会える。100年かかっても、200年かかっても、必ず、巡り会える。」
「そうだよな。」
「宏介。あなたが大好きでした。また会えることを願ってる。バイバイまたね。」
消えていく。
あの夢の時と同じように、本当はまだいるけれど、彼にはきっともう見えてない。
「またな。」
そう言って、歩き出す宏介。
私も、歩き出した。